. ここ一週間くらい、ネイサン・ヒル著『ニックス』に夢中でした。 親探しの物語であり、過去と現在が行ったり来たりする構成、家族の話がグローバルなスケールのお話に拡大するところなど、同じく去年出たフランゼンの『ピュリティ』みたいだな、と思いながら読んでました。 二段組で700ページ越えですが、エンタメ的といってもいいような謎解き要素も多々あり、するする読めます。 「理解することは、単純に憎悪することよりもむずかしい。しかし、それは人生をひろげてくれる。独りと感じることも少なくなるだろう。」 作者はこれが処女

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. ここ一週間くらい、ネイサン・ヒル著『ニックス』に夢中でした。 親探しの物語であり、過去と現在が行ったり来たりする構成、家族の話がグローバルなスケールのお話に拡大するところなど、同じく去年出たフランゼンの『ピュリティ』みたいだな、と思いながら読んでました。 二段組で700ページ越えですが、エンタメ的といってもいいような謎解き要素も多々あり、するする読めます。 「理解することは、単純に憎悪することよりもむずかしい。しかし、それは人生をひろげてくれる。独りと感じることも少なくなるだろう。」 作者はこれが処女作とのことで、恐ろしい…。 #ネイサンヒル #nathanhill #早川書房 #アメリカ文学

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