~吸い玉療法との出会い~
自分が吸い玉療法に初めて出会ったのが今から26年前の20歳のとき。
会員証が見当たらなくなってしまいましたが、黄色のカードで確か347番だったか437番だったか、そんな数字でした。
当時、東京都東中野にある骨法武術館の門下生で時々整体も受けていました。
ちょっとだけ骨法のはなしをすると、この頃は骨法人気でプロレス界ではアントニオ猪木さんをはじめ舟木誠勝選手、山田恵一選手(獣神サンダーライガー)、本来は女性ご法度であるが、特別にということでライオネス飛鳥選手も通っていた。
他にも少年サンデーに連載中だった格闘マンガ※「闘翔ボーイ」の竜崎遼児先生のアシスタントだった中川さんやパントマイムや役者もされている中村ゆうじさん、その他JAC(現JAEのスーツアクター)諸氏なども門下生でした。
※「闘翔ボーイ」の4巻は幻の格闘技「骨法」がメインで、骨法の使い手陣内十市は門下生のひとりがモデルになっています。
アントニオ猪木さんが吸い玉療法経験者だというのは、格闘ファンの間ではよく知られているところだと思いますが、アントニオ猪木さんに道場でお会いしたことはありませんでしたが、他の方たちは一緒に稽古をしたことがあります。
さて、骨法整体ですが、全体療法として行なっていたのがこの吸い玉療法でした。
ちなみに当時の骨法整体では「全体療法」としてこの吸い玉(カッピング)を行ったあと、局所療法として先生による矯正(いわゆるカイロプラクティック)が行なわれていました。
吸い玉療法はミニポンプを用い、多缶法で圧力は強めだったと思います。あまりの痛さに弱音を吐いたら、事務局長(先生の奥さん)に「男なんだからそれぐらい我慢しなさい!」と怒られました。時間にして10分~15分程度留缶させていました。工程数は1回です。
そして先生の手技による矯正(自分は首と腰でした)で終了。
トータルの施術時間は20分程度でしょうか。
料金は初診料5000円と施術料5000円の1万円。一ヵ月空くとまた初診扱いとなり1万円かかるという具合でした。
この頃キャラクターショー1回のギャラが4000円だったので、当時にしてはかなり高い施術料金でした。
でも先生の手技も吸い玉療法も自分にはとても効果的で、兎に角背中に紫色の跡が無数にできて不思議だったのと、2日後には身体全体がとても楽になったのに驚きを感じました。
もし自分が治療師になったら吸い玉とカイロプラクティックは取り入れようと思ったのもこの時でした。
二人ともゲスト扱いで、一般門下生とは一緒に稽古はしなかったです。
舟木選手は逆回し蹴り、山田選手は竜巻蹴りを披露していますね。
とても懐かしいです。
当時の指導員は広戸さんと最上さん。
広戸さんはレインボー造形でアルバイトをしたことがあったそうで、よく特撮の話をしました。
現在お二人とも施術家としてご活躍されているようです。
機会があればお会いしたいですね。
20年たって自分も施術家、そして吸い玉療法の講習会講師までやってるとは当時思いもしませんでした。
https://ameblo.jp/kikuchi1119/entry-11957573195.html