雨水ブログ「旅の珈琲・北海道道東編」
どうも雨水です。
今年ももう終わりですね。あっと言う間です。みなさんはどんな一年だったでしょうか？良いこともあれば悪いこともあったことと思います。雨水はそんなこと考える間もない一年でした。焙煎⇨ケーキ作り⇨焙煎⇨ケーキ作り…ひたすらそんな感じで今年は終わりそうです。まあ来年も同じでしょう。
年末年始も営業しますからね。ちょちょっと珈琲飲み納めにでも来てくださいまし。
じゃ今回からはタイムリーな冬の旅の話を。
「旅の珈琲・北海道道東編」
例によって師走は24日。クリスマスイブです。
この日私は釧路空港に降り立ったわけです。
雪。
上空から見た襟裳岬も、
雪。
今思えば何でこの時期に北海道行ったんでしょうかね？自分でもよくわかりません。北の大地に呼ばれたと言うことにでもしておきましょうか。ファイナルファンタジーⅦと同じです。
まあ目的のないのが旅です。目的があればそれは旅行です。たぶん。グルメ温泉旅行とかの方が絶対楽しいよね…
別に観光の目的もないので取り敢えず釧路駅に出て、そこから列車で釧路湿原へ。
雪。
買っておいた缶コーヒーを握りしめてとぼとぼと湿原の雪の中を歩いたのです。あたりに何の音もしないから、自分の足音が変な方から聞こえてくるのです。誰か来た！あっ俺か。誰か来た！あっ俺か！
突然犬がやってきた時には心臓止まるくらい驚きましたけどね。イヌ！！
で、雪の中を一駅分歩いて、また畳2枚くらいの凍える駅舎の中で次の列車を待って…缶コーヒーはとっくに冷たくなって…
やっと来た列車に乗って道東を縦断するように知床斜里へ。
しかしこの時点で昼をだいぶ過ぎていて、うたた寝した後、車窓の向こうを見ると3時過ぎくらいでもうかなり薄暗くおまけに吹雪始めている。
これは終点まで行って宿を探すのは難儀かもしれんなあ、そう考え、止まった川湯温泉と言うところでふと途中下車したのです。
駅舎の案内板を見ると、何やら近くに旅の宿的な民宿があるらしい。疲れていたし、まあ今日はここでいいか、と電話を掛けてみました。
「今日泊まれますか？」
聞くとしばしの沈黙の後、
「泊まれますけど…」
その反応に、？と思いながらも今日はここが宿泊地！と吹雪の暗闇の中、私はその民宿に向かって雪道を歩いて行ったのです。聖なる夜に夜通し奇妙なゲームに付き合わされるとも知らずに。
続く。
