雨水ブログ「旅の珈琲・四国編4」
どうも雨水です。
前回は旅の目的地、佐田岬に到着した話でしたね。今回で四国の話はおしまいです。
四国は先に書いた以外にも色々巡って、やはりお遍路さんの国のせいかゾッとするようなことも幾つかありましたが、まあ珈琲は関係ないので割愛です。私、霊感全くないんですけどね。
それでは、最後は帰りのフェリーの話です。
まあフェリーと言っても今治から四国中央にかけて渋滞したせいで予定の便に乗り遅れたんですけどね。1日持て余したので徳島駅で王将とマンガ喫茶に行きましたわ。
で、1日遅れて帰りのフェリー。
フェリー乗ったことある方はご存知だと思いますが、お金がないと広間で他の方々と雑魚寝です。個室なんてそりゃ贅沢ですよ。
ですが今回はなぜか二段ベットがたくさん並んだ相部屋に。
フェリーもはじめは新鮮で、海だ!とかデッキに出てはしゃぐのですが、さすがに慣れてくるとやることがないので二段ベットに寝っ転がってこう、ケルアックの「路上」とか読むんですよ。フェリーなのに。いかにも俺、旅してるぜって感じで。まあそうしてると同じように旅してる話し相手ができたりしますしね。
しかし今回は酔った。船酔い。
潮の加減なのかとにかく揺れる揺れる。行きはまったくそんなことはなかったのに。
あまりに揺れて文庫本どころじゃないので仕方なく何か食べに出たわけです。空きっ腹だと寝っ転がっていても辛い。
皆さんフェリーの食事知ってますか?
レストランじゃないですよ。まあ食堂ある場合もあるんでしょうけど。
ほとんど自販機なんですよ。それもオニギリとかセブンティーンアイスとかアルフォートとかじゃなくて、ナポリタンとかミートソースとかたこ焼きとかグラタンとか色々あるんですよ。全部冷凍ですけどね。買ってレンジでチンです。
しかもなんと寿司まである。コンビニにあるようなパック寿司まで。寿司ですよ。自販機で!寿司!
これ本当に食べられるの?って感じにうさんくさく冷凍されているのですが、備え付けの電子レンジにはちゃんと「寿司」のボタンがある。
絶妙な感じに解凍して食べるんです。まあ味も絶妙ですね。絶妙に美味しいはずはないですけどね。でも自販機から寿司、ですぜ。普通食べるでしょう。
ニュースエブリあたりで、最近の回転寿司事情とかよく特集やりますが、注目すべきはむしろ自販機寿司です。
それとあの紙コップにジャーって注がれる100円ネスカフェの自販機。
四国最後の晩餐はこの冷凍寿司と紙コップの珈琲でした。
その二つを持ってよろよろと甲板に出たのです。
海の上、和歌山は枯木灘を遠く見やりながら、私は絶妙なコンビネーションの寿司と珈琲を頬張りました。
珈琲はまあ・・・美味かったんじゃない?ネスカフェだし。違いがよくわかる男になったんじゃないですかね。
みなさんもフェリー乗る機会あったら自販機寿司食べてみて下さい。ちゃんと解凍してね。
それではまた。
四国編・完
http://coffeeusui.hatenablog.com/entry/2016/10/27/094127