雨水ブログ「旅の珈琲・奄美大島編」
どうも雨水です。
四国編いかがでしたでしょうか?自家焙煎とかスペシャリティコーヒーなどと言うキーワードからはかけ離れた、別の次元での美味しい珈琲と言う話ができたらなぁと言う思いでした。
さて、珈琲は茶の精神と通ずるものがあると言う考えがありますね。一期一会に丹精を込めて一杯をたてもてなす、この精神が珈琲にもあると言うのです。反対に珈琲は茶道とは違うんだから肩肘張らずに自由気儘に飲めば良いんだよと言う考えもありますね。
いずれもその通りなのだと思います。
カウンターを挟んだ主客の間で珠玉の一杯を通じて一期一会のやり取りが交わされる、これは素晴らしいことです。しかし一方で、見知らぬ土地で味とかそう言ったものと別の次元の、既成の「場」という形式枠組みを取り払った名前の付けられない珈琲を頂くこと、これも大変価値あることなのだと思います。
今回はそんなことを思い出しつつ、鹿児島は奄美大島でのお話を。
「旅の珈琲・奄美大島編」
皆さんの中で「男はつらいよ」を一度も見たことがないと言う方はほとんどいないと思われます。柴又には新しくさくらの銅像が建つそうですね。私は子供の頃、親父に連れられて映画館で観させられましたね。
寅さんは哀愁があって笑いと涙があって大変楽しい作品です。48作どれを観ても楽しめますし外れはないんですが、最後の何作かは作品の良し悪しは別として観ていて大変辛いですね。闘病中の渥美清さんが段々弱っていっているのが映像からもはっきり分かります。48作目はもう本当に目を覆いたくなるほど痛々しい。結果的にこれが遺作になってしまったわけですが。NHKの特番かなんかでこの時のドキュメンタリーがありましたね。本もたくさん出ています。
この最終作の舞台が奄美大島の加計呂麻島と言う所なんですね。東京からは飛行機とフェリーで行くわけです。
例によって数年前、私はこの最終作となった舞台である奄美大島・加計呂麻島をぜひこの目で見たいと思い、一人かの地へ向かったわけです。
とりあえず羽田から鹿児島空港へ。鹿児島からは夜行フェリーで奄美大島へ。さらにレンタカーで奄美大島を縦断して古仁屋と言う港へ、そこから船で加計呂麻島に渡ったのです。
今回はこの時に経験した珈琲について書いていこうと思います。
どうぞよろしく。
http://coffeeusui.hatenablog.com/entry/2016/10/31/075928